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宇宙人 王さんとの遭遇[2011] [映画感想]

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翻訳のバイトをしている女子大生ガイアに急遽紹介された仕事は、

数時間の同時通訳で、2000ユーロという高額ギャラ。

しかも30分以内に迎えの車が行くという。




ちょっと謎めいていて怖い依頼。あなたなら受けますか?



車に乗ると、目隠しを強要される。

(・・・もう、絶対危ないヤツじゃん)

しかし「緊急を要する国家の仕事」と聞かされたら・・・。




目的地に着いても、目隠しを外してくれない。

通訳しにくいからどうしても外してくれと懇願し、

照明を消したままという条件で、どうにか許される。




相手の名前は「王(ワン)さん」・・・中国人?




とある民家に侵入した罪状を問われているようだが、

局長と名のる男性と王さんの会話は、明らかに尋問。

局長「なぜ中国語を使っているんだ?」

王さん「世界中の多くの人が使っているから」

さっぱり要領を得ないやり取り。




休憩ののち、照明をつけてもらうが、

テーブルの向こうに王さんの姿が見えた時、

驚愕の事実に言葉を失う。




なんと王さんは銀色の「イカ形宇宙人」だったのだ。

思わず取り乱すガイア。

しかし、王さんは落ち着いていた。




馬鹿馬鹿しい展開なんだけど、

イタリア語と中国語のやり取りがなんとも不思議なムードを醸し出す。

ガイア役のフランチェスカ・クティカの表情もなかなかいい。




彼らは遠い惑星から長い旅を経て、

5年前に生命体が存在する惑星を発見。

開拓すべきと考えた彼らは文化・科学・医療の交流を目指し、

惑星じゅうで、使用人口が最も多い、中国語を学んだという。




果たして彼らの努力は報われるのか?

尋問はやがて拷問に発展していき、

ガイア「こんなやり方は条約違反だわ!」

局長「条約が適用されるのは人間だけだ!」

(こういうことって、相手を人間と思うか思わないかが問題なんだね)




見かねたガイアは大胆な行動に出るが、果たして結末は・・・。




ほぼ全編にわたる密室劇なので、おそらく低予算なのだろう。

でも、アイデアひとつでこれだけ面白いものができるなら、

映画って素晴らしいなと唸らされる作品。

最近のCGありきのSFアクション映画に比べたら、よっぽどマシだ。




宇宙人の造形もちょっと独創的。

イカとは言っても、なんだか少々東洋人を思わせる風貌である。




日本なら、三谷幸喜あたりが考えそうな話かなぁ。




2011年 イタリア作品 83分 
監督:アントニオ・マネッティ/マルコ・マネッティ




★★★☆☆




タグ:通訳 宇宙人
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