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ゼロ・ダーク・サーティ[2012] [映画感想]

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CIAによるビン・ラディン捜索の試行錯誤、拷問、友人の死。

主人公マヤの苛立ちや複雑な感情、作戦行動がリアルに描かれている。

もっとも真実に近いスパイ映画のひとつといえるかも。




「ハート・ロッカー」でおなじみのキャスリン・ビグロー監督作品。

現実的なシーンの累積で見せる作品なので、何回も観られる映画だと思う。

わざとらしい演出を極力廃して、リアルなセリフと動きに引き込まれる。

前後の脈絡もなく、レストランが爆破されたりするし・・・。

近年のヨーロッパで実際に起きている爆弾事件を思い起こさせる。




それにしても主人公のジェシカ・チャステインの年齢設定は

いったいいくつなんだろう?




タイトルの「ゼロ・ダーク・サーティ」は、

作戦決行の時刻「深夜0時30分」の意味。




2011年5月に実行されたウサマ・ビン・ラディンの殺害作戦に基づいて、

本作が2012年に公開されていることを考えると、

もしや実際の作戦を撮影していたんじゃないかとさえ思えてくる。

そのくらいリアルな描写。

とくに暗視ゴーグル越しに見る場面は、

あたかも作戦に参加していると錯覚するほど現実的だ。

リアルすぎて、ほとんど闇。なにやってるのかよくわからないシーンも。




作戦後、撤収時の慌ただしさや乱雑な感じも、なるほどと思わせる。

証拠物件を持ち帰らなきゃならないわけだから、大変だ。




墜落したヘリを爆破するシーンとか、

どうでもいいようなシーンのちょっとした演出が印象に残る。

そういう細やかさが、女性監督ならではなのかな。




同監督の「ハート・ロッカー」も独特な味わいのある映画だったけれど、

臨場感やリアルさでは、ゼロダークサーティの方が優っているように思う。

先述のミッションインポッシブルシリーズとは対極ともいえるスパイストーリー。




もともとストーリーとも言えないような現実的な展開。

考えてみれば「スパイ活動」なんて、究極の行き当たりばったりなのかも。

命がけの「現場対応」の極致というか・・・。

事実は小説より奇なりということか。




ラストシーンの主人公に漂う孤独感もなんとも言えない。




これがトムクルーズのミッションインポッシブルなら、

ラストシーンは仲間とハイタッチで破顔大笑というところだろう。




どちらもCIAエージェントの活動を描いているわけだけれど、

ミッションインポッシブルの方はCIA内の「IMF」という部隊の設定だ。

この場合の「IMF」は、Impossible Missions Forceの略称。

国際通貨基金(International Monetary Fund)とは関係ないから要注意www




本作とは直接関係のない余談だが、

キャスリン・ビグロー監督作品「ハート・ロッカー」で主人公役のジェレミー・レナーは

「ミッション・インポッシブル ゴースト・プロトコル」、

「ミッション・インポッシブル ローグ・ネイション」の2作に

IMFの分析官役で出演している。




★★★★☆
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